
紀伊半島での二件目も歴史的発見と言っていいでしょう。ネジリマンポの橋です。
隧道探訪に来る方へねじりマンプの説明はいらんと思うので、googleと繋げて省略。
姉妹水より、熊野街道旧道へ復帰してしばらく南進すると・・・

この煉瓦製の欄干が目に入りました。採石場のすぐ脇に存在します。

フランス積み・・・なんだろうか?よく分からん。
しかし、この橋の見どころは此処じゃない・・・!

これだ!ねじりマンプこそ最大の見どころ! 日本広しといえども、
鉄道が関係していないねじり煉瓦は、ここしか発見されていません!
もう、さりげなく橋の下に移動していることなんて不思議じゃなくなってきたぞ。
しかし・・・道路をカーブさせて川と直交させれば良いはずなのに、なぜ捩じったのだろう?
時は明治、自動車という未知の車輛に対し設計が手探りとなり、鉄道構築で得られていた
ねじりマンポ(急に曲がれない重量物を通す技術)が応用されたのでしょうか?

アーチ環の部分に張られた、巨大で薄い煉瓦も面白い。コスト無視のオリジナル煉瓦造。
一つ一つ、手造りだと思うと感動も一入!素晴らしい場所に案内していただきました。
惜しむらくは、銘板等が全くないので橋の名前や竣工年が分かりません。
そして、欄干に積まれていた煉瓦が崩壊したままにされていました。

煉瓦って元々はただ積んであるだけで鉄筋も入っていないので、車にゴン!って
やられたらバラバラに吹っ飛んでしまうのは仕方ありません。欄干には向いてない。

あっちやこっちに、バーラバラっと飛んで行って河床に転がりまくっています。

ちゃんと?欄干の笠石も落っこちていました。
教育委員会辺りが、この橋の土木的希少性を鑑みてくれる日がきますように。
願わくば復元も。部材が落ちてるだけで揃っている今なら、復元も容易と思われます。
あと、おろろんさんの研究によると、昨日紹介した「姉妹水は妹橋」だそうです。
なら此処は、姉橋か兄橋か弟橋のようだ。平成23年の再発見、早くも見れて大満足。
皆ただ者ではないですね
初日は参加できてないので、
興奮して読んでおります/(・ε・ )
地図の添付が非常にありがたい
是非、南海フェリーを一本の記事でお願い致します。