2008年10月15日

的場橋(香川県三豊町)

香川県三豊町にある下路式コンクリートアーチ橋です。
愛媛で同じ形式の橋梁は、八幡浜市の明治橋だけなので
お隣の香川に行った時、偶然これを見つけて驚きました。
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完成は昭和34年1月と、決して古くはないのに
鉄骨ではなくコンクリ造なことが貴重。というか謎。
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コンクリの特徴として、圧縮に強く引っ張りに弱いことがあり、
路面とアーチ部分に引っ張り応力のかかる下路式橋梁には、
コンクリートを材料として用いることは少ないのが事実。
材料の不利を補う設計の困難さと、費用対効果で不利な為です。
(内部に鉄筋を入れまくって引っ張りに対応する等)
だったらなぜ、この場所では果敢にチャレンジされているの?
と思って観察をしてみました。これポイントです。

2008-10-15-1.jpg
答えは、アーチが下じゃなくて上にあることで
河川と路面の距離を取ることができるからでした。
増水で橋脚やアーチに遮られた水が溢れ出したり、
普段からもゴミが引っかからないという利点があります。

橋脚がいらない程度の細い河川で、水面と路面の距離が少ない
河口付近ならではの架設方法と言えるかもしれません。
事実、この的場橋も海に近い場所であり、
水面と地上面の差がほとんどありませんでした。

いやぁ、驚くような物が意外に身近にあるものですね。
でも、なんで昭和30年代になって鉄骨のトラス橋とか、
単純明快なPC橋やガーター橋にしなかったのかな?
まさか設計主任の趣味じゃないよなぁ??
20-10-15-3.jpg
ちなみに、真横に架設された歩道橋はプレートガーターでした。
なんで材質にコンクリを使ったのかは不明。戦後で鉄材が高騰してたのかな?
posted by マフラー巻き at 10:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 旧橋
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